トレンドの“ながら聴きイヤホン”の中で、今回ご紹介するのは、ビクターから登場したイヤーカフ型の「HA-NP1T」。“ながら聴きイヤホン”自体はビクターでも以前から展開されているが、イヤーカフ型はこのHA-NP1Tが初めてだ。

実際に装着してみると、本当に軽くて快適。「着けていることを忘れてしまう感覚」とアピールされている通りだ。その名の通りフレキシブルな機構のおかげで、耳から落ちづらいけれども、同時に耳自体への負担もほとんど感じない。
加えて、上述の通りガジェット的なメカメカしさがないので、普段の生活の中でさりげなく装着できる。アクセサリー感があって悪目立ちしないし、ピアスやイヤリングとも干渉しにくくて良い。

個人的に多かった使用シーンは、夕食後に家族と共にリビングでくつろいでいる時だ。“家族と会話できる状態を保ちつつ、手元のスマホで観たい動画や生配信コンテンツを再生し、その音声を聴く”という使い方である。
元々、“ながら聴きイヤホン”というとランニング用などスポーツ向けというイメージもあり、あまり運動をしない筆者は「自分にはあまり関係ないもの」だと思っていた。しかし、上述の通りオンライン会議や動画・音声コンテンツの視聴時など、自分にも使用するシーンは多いことに気づき、今回使ってみて改めてその便利さを実感した次第だ。